フジ本社の未来図を追う!球体展望室の裏側とお台場再開発の全貌
フジ本社の未来図を追う!球体展望室の裏側とお台場再開発の全貌の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
お台場の景色を決定づけているのが、正式名称「FCGビル」と呼ばれる巨大社屋だ。手がけたのは世界的建築家・丹下健三。縦横に張り巡らされた巨大なフレーム構造は、単なるデザインの奇抜さを狙ったものではない。テレビ局という複雑かつ巨大な設備を柔軟にレイアウトするための構造的必然から導き出された形だ。
株式会社フジテレビジョンが河田町からこのウォーターフロントへ拠点を移転した当時、この移転劇そのものが巨大なエンターテインメントとして消費された。メディアの王様として君臨していた時代の情熱が、鉄骨とコンクリートの細部にまで充満している。建築史の観点から見ても、丹下都市建築設計によるこの大規模都市型メディア拠点は、昭和から平成へと続く日本経済の熱量を記録する記念碑と言える。