世にも奇妙な物語「夢男」の正体とは?ディスマン結末と真相を徹底解剖
世にも奇妙な物語「夢男」の正体とは?ディスマン結末と真相を徹底解剖について見逃せない ポイントを厳選して解説いたします。
ドラマのモチーフとなった「This Man」は、2000年代後半にネット空間を席巻した有名な都市伝説です。その発祥として語られていたストーリーは以下のようなものでした。
2006年1月、ニューヨークの著名な精神科クリニックを訪れた女性患者が、「一度も会ったことがないのに、何度も夢に現れる男がいる」と1枚の似顔絵を描きました。数日後、別の男性患者が来院し、机の上に置かれていたその似顔絵を見て「自分もこの男を夢で見た」と証言。不審に思った医師が世界中の同僚医師へ似顔絵を共有したところ、ロサンゼルス、ベルリン、サンパウロ、東京など世界各地で「2,000人以上の患者が同じ男を夢に見ている」ことが判明した――。
当時開設された公式サイト「Ever Dreamed This Man?」には多言語で似顔絵と情報提供フォームが設置され、「彼は神の化身なのか」「集合的無意識の現れか」とオカルトファンやネットユーザーの間で大きな議論を呼びました。
しかし、この不気味な現象の真相は、イタリアの広告プランナー兼社会学者であるアンドレア・ナテッラ(Andrea Natella)氏が仕掛けたバイラルマーケティング(社会実験)でした。
ナテッラ氏はゲリラマーケティング専門の会社を経営しており、「人間はいかに簡単にフェイクの都市伝説を信じ込み、集団幻覚を共有してしまうか」を実証するためにサイトを立ち上げたと後に明かしています。つまり、実話の怪異現象ではなく、インターネット黎明期から発展期にかけて設計された極めて巧妙な創作プロジェクトだったのです。