土俵の鬼・初代若乃花の生涯|栃若時代の熱狂と花田一族の宿命
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晩年の初代若乃花は、相撲協会を停年退職した後、静かな生活を送っていましたが、その肉体は長年の激闘と過酷な減量・増量の繰り返しにより蝕まれていました。
報道各社や相撲関係者の記録によると、晩年は持病の糖尿病に加え、肺がんの手術を経験するなど病魔との闘いが続きました。そして2010年(平成22年)9月1日、腎不全のため東京都内の病院で82歳で逝去。臨終の際も取り乱すことなく、最後まで「土俵の鬼」としての威厳を崩さなかったと伝えられています。
弟である初代貴ノ花(藤島親方/二子山親方)が2005年に55歳の若さで先立っていたこともあり、愛弟子や肉親を見送る悲哀を抱えながらの最期でした。葬儀には往年の相撲ファンや関係者が大挙して参列し、昭和の大相撲の魂が一つ失われたことを惜しみました。