浜木綿子伝説の女優魂!宝塚時代から監察医役、親子の絆を追う
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華やかな女優生活の一方で、その私生活は波乱に満ちていた。1965年に歌舞伎界の巨星であった三代目市川猿之助(後の市川猿翁)と結婚。しかし、息子である香川照之が誕生して間もなく、家庭は破綻を迎えることとなる。夫の出奔という大きな失意のなかで離婚を決意した彼女は、親権を引き取りシングルマザーとして生きる道を選んだ。
歌舞伎界という巨大な伝統芸能の影から離れ、自らの腕一本で息子を育て上げる――その決意は熾烈を極めた。女優としての多忙なスケジュールをこなしながら、香川照之を東京大学卒業へと導き、立派な大人へと育て上げたエピソードはあまりにも有名だ。後に香川照之が30代を過ぎて演劇界へと飛び込み、名バイプレイヤーとして、さらに歌舞伎界へと足を踏み入れる際も、母としての深い愛で見守り続けた。