コンクリ事件漫画『17歳。』結末と実話の決定的な差!配信状況も網羅

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本作を読む上で最も注目されるのが、物語のラストシーンと現実の事件との乖離です。現実の女子高生コンクリート詰め殺人事件は、約40日間に及ぶ想像を絶する暴行と監禁の末に17歳の被害者女性が死亡し、遺体がドラム缶に入れられセメントを流し込まれて江東区の埋立地に遺棄されるという、一切の救いがない最悪の悲劇として幕を閉じました。

しかし、漫画『17歳。』の結末では、主人公・ヒロシが自らの弱さと恐怖を乗り越え、命がけで警察へ駆け込んで事件を通報します。警察が突入した結果、ヒロインのミキは重傷を負いながらも奇跡的に生還を果たすという結末が描かれました。主犯格のミヤモトらは逮捕され、ヒロシ自身も保護観察処分となり、生涯消えない罪を背負って生きていく道を選びます。

この改変について、原案の藤井誠二氏や作画の鎌田洋次氏は「現実の事件の残酷さをそのまま漫画で再現することは、被害者への冒涜になりかねない」「漫画という表現を通じて、せめてフィクションの中だけでも少女を救いたかった」という強い意図を持っていたと語られています。絶望の底に一筋の光を残したこの結末は、連載当時から賛否両論を呼びつつも、作家陣の倫理的良心として受け止められています。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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