なぜJalの鶴丸は一度消えて復活したのか?歴代ロゴの変遷と真実
なぜJalの鶴丸は一度消えて復活したのか?歴代ロゴの変遷と真実の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
消滅からわずか数年、鶴丸が劇的なカムバックを果たす契機となったのが、2010年1月に起きたJALの会社更生法適用(経営破綻)でした。
経営再建の舵取りを担った稲盛和夫会長(当時)のもと、JALグループは社員一人ひとりの意識改革と徹底したサービス品質の見直しに着手しました。その再建プロセスのなかで浮き彫りになったのが、「自分たちは何のために空を飛ぶのか」「JALが培ってきた本来の価値とは何か」というアイデンティティの再定義でした。
鶴丸を復活させた理由は、主に次の3点に集約されます。
・原点回帰と安全運航への誓い:創業時の情熱と、何よりも尊い運航の安全に対する責任を全社員が再確認するための旗印とするため。
・誇りと結束の回復:破綻によって傷ついた社員の自尊心を取り戻し、新生JALとして心を一つにする求心力が必要だったため。
・日本の美意識とおもてなしの具現化:海外メガキャリアとの差別化として、日本発のエアラインならではの繊細なサービスと品格を世界にアピールするため。
こうして2011年4月1日、新生JALの船出とともに鶴丸が復活。「太陽のアーク」からわずか9年足らずでの先祖返りは、ビジネス界・デザイン界に大きな驚きと感動を与えました。