なぜインド人は認知症が少ない?ウコンの脳科学と驚きの最新真相
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インドの食文化がもたらす恩恵は、単体のクルクミン摂取にとどまりません。伝統医学アーユルヴェーダに根差した調理法そのものが、栄養素の吸収効率を最大限に引き出す設計になっています。
クルクミンは水に溶けにくく、そのまま摂取しても体内への吸収率が低いという弱点があります。しかし、インド料理ではギー(澄ましバター)や植物油でスパイスをしっかり炒めるため、脂溶性のクルクミンが油に溶け込み、腸管からの吸収がスムーズになります。加えて、カレーに頻繁に調合される黒胡椒に含まれる「ピペリン」という辛み成分には、クルクミンの生体内利用効率を最大20倍に高める作用があることが分かっています。
また、ヒンドゥー教やジャイナ教の文化的背景から、国民の多くが野菜や豆類(ダール)、全粒粉を主食とする高食物繊維・低飽和脂肪酸のプラントベース食を実践しています。腸内環境が整うことで腸脳相関を通じて脳の炎症が抑えられ、肥満や糖尿病といった生活習慣病リスクを抑えている点も見逃せません。