春分の日とは?昼夜が等しくない真相や日にちが変わる理由を徹底解説
春分の日とは?昼夜が等しくない真相や日にちが変わる理由を徹底解説に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。専門的な情報をご覧ください。
学校の授業などで「春分と秋分は昼と夜の長さが等しくなる」と教わった記憶を持つ人は多いはずです。しかし、気象庁や天文台の観測データを検証すると、実際には春分の日は昼の方が約14分長いという明確な事実が浮かび上がります。
なぜこのような現象が起きるのか。理由は大きく分けて2つ存在します。
1つ目は「日の出と日の入りの定義」です。天文学における昼の時間は、「太陽の頭(上端)が地平線から顔を出した瞬間」から「太陽のお尻(上端)が完全に地平線下に沈んだ瞬間」までと定義されています。太陽の中心点ではなく、直径分の幅(視直径)を基準にしているため、その分だけ太陽が地上に見えている時間が長くなります。
2つ目は「大気差(光の屈折)」の影響です。地球を覆う大気はレンズのような働きをするため、太陽光が曲げられます。その結果、実際には地平線の下にある太陽が、大気によって浮き上がって見える現象が発生します。これにより、日の出は実際より約2分早く見え、日の入りは約2分遅く沈むことになります。
これら2つの物理的要因が重なるため、東京の緯度においては昼の長さが約12時間14分、夜の長さが約11時間46分となります。実際に昼と夜の長さがほぼ同じ(12時間ずつ)になるのは、春分の日の約4日前です。