エヴァ旧劇『まごころを君に』首絞めと「気持ち悪い」の真相を徹底考察

エヴァ旧劇『まごころを君に』首絞めと「気持ち悪い」の真相を徹底考察の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

首を絞めるのをやめて涙を流すシンジを見下ろし、アスカが冷ややかに言い放った最後の言葉が「気持ち悪い」でした。この台詞の真相については、声優・宮村優子氏の証言などから制作の生々しい実態が明らかになっています。

当初の脚本では「あんたなんかに殺されるのは死んでもごめんだ」といった別の台詞が予定されていました。しかし納得のいかなかった庵野秀明監督は、宮村氏に「寝ている部屋に見知らぬ男が忍び込んで、オナニーされたらどう思う?」と問いかけ、宮村氏が即座に返した「……気持ち悪い」というリアルな生理的嫌悪感がそのまま採用されたという有名なエピソードがあります。

この台詞は、病室でのシンジの行為や自分への身勝手な執着に対する純粋な嫌悪を示すと同時に、「他者とは決して分かり合えない異物である」という絶対的な現実を突きつける言葉です。完全に理解し合えないからこそ気持ち悪い。それでも殺し合わずに同じ砂浜に並び立っているという構図こそが、庵野監督が描きたかった「他者との共生」の生々しいリアルでした。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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