『嫌われる勇気』の編集者・柿内芳文とは?光文社から独立の真相と現在
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2013年、柿内氏は大きな転機を迎えます。講談社を退社して新たな作家エージェント会社「株式会社コルク」を立ち上げた佐渡島庸平氏の思想に共鳴し、光文社を退社してコルクの創業メンバー(副社長)として合流しました。
出版社という盤石な組織を飛び出し、作家と直接契約を結んで作品の権利運用やファンコミュニティ形成を支援する試みは、当時の日本出版界において極めて革新的な挑戦でした。コルク在籍中には『嫌われる勇気』を世に放ち、メガヒットを達成しています。
多くの実績を残しながらも、柿内氏は2017年にコルクを退社。その退社理由について、柿内氏自身はインタビューなどで「より純粋に1冊の本、1人の著者と濃密に向き合い、ゼロから作品をプロデュースする現場主義を貫くため」という趣旨を明かしています。組織マネジメントや多面的なプラットフォーム運営よりも、最前線でコンテンツを研ぎ澄ます職人的な編集作業に全力を注ぐべく、自らの編集プロダクション「株式会社STOKE(ストーク)」を設立しました。