江戸の面影残る宿場町完全ガイド!奇跡の町並みが続く理由と人気名所
江戸の面影残る宿場町完全ガイド!奇跡の町並みが続く理由と人気名所の注目されている理由を丁寧にまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
宿場町を歩く際、多くの旅行者が疑問に思いつつ見落としがちな歴史的背景や、隣接する名所同士の違いを整理しておくと、旅の面白さは何倍にも膨らみます。
本陣と脇本陣の違いとは?厳格だった江戸の身分制度
宿場町を歩くと目にする「本陣」と「脇本陣」。この2つには明確な格式の差が存在しました。本陣は大名や公家、幕府の公用役人のみが宿泊を許された最高格式の公認宿舎であり、一般庶民が泊まることは許されませんでした。門構えや玄関、上段の間を備えた豪壮な屋敷造りが特徴です。
一方、脇本陣は本陣に次ぐ格式を持つ宿であり、大名の利用が重なった際の予備宿所として機能しました。大名の宿泊がない平常時には、裕福な一般武士や豪商などの庶民も宿泊が認められていました。建物の意匠を比較すると、格式を重んじる本陣に対し、脇本陣には随所に贅を尽くした職人技が見られるなど、建築的な見どころが凝縮されています。
妻籠宿と馬籠宿の違い|同じ木曽路でも全く異なる地形と文化
中山道の隣り合う宿場であり、セットで語られることの多い妻籠宿と馬籠宿ですが、その性質は対照的です。
妻籠宿(長野県)は、深い木曽谷の平坦地に位置し、徹底した保存運動によって江戸当時の陰影と静けさを残した「静の宿場町」です。一方で、馬籠宿(岐阜県)は急峻な尾根沿いの斜面に切り拓かれた「坂の宿場町」であり、石畳の両脇に水車や店舗が並び、視界が開けた明るく開放的な「動の宿場町」となっています。2つの宿場の間を結ぶ約8キロメートルの旧中山道ハイキングコースを歩くことで、木曽路の地形のダイナミズムを全身で実感できます。