生田神社と藤原紀香|伝説の十二単挙式から2026年の現在地までを追う
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2007年2月17日、神戸市中央区に鎮座する生田神社の境内は、早朝から詰めかけた約1,000人もの一般参拝客と100社を超える報道陣で異様な熱気に包まれていました。主役である藤原紀香さんが身にまとったのは、平安時代の貴族の正装である十二単姿。艶やかな赤や緑が織りなす荘厳な衣装は、世界的デザイナー・西田武生氏が監修した特注品で、総重量はおよそ十数キロにも及ぶ重厚なものでした。
格式高い黒紋付羽織袴で登場した陣内智則さんとともに朱塗りの鳥居をくぐる姿は、まさに現代の平安絵巻そのもの。当時、ウエディングドレスが主流だったブライダル業界において、この挙式を機に「伝統的な和婚」「神前式」の希望者が急増するなど、社会的なトレンドを大きく塗り替える出来事となりました。
兵庫県西宮市出身で、阪神・淡路大震災を経験している藤原紀香さんにとって、神戸の復興のシンボルでもあった生田神社で愛を誓うことには、単なるセレモニー以上の深い祈りと地元への思いが込められていました。