なぜ埼玉県の中に東京都?練馬区西大泉町1179番地の飛び地の謎
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地図好きや探訪者の間で長年語り継がれてきたのが、東京都練馬区西大泉町1179番地というピンポイントの住所だ。なぜ、これほどまでに不自然な形で、埼玉県新座市の懐深くに東京都の領土が取り残されることになったのか。
起源を紐解くと、昭和初期から高度経済成長期にかけて展開された耕地整理や土地開発の歴史にたどり着く。かつてこの一帯は山林や農地が混在する地域であり、所有者である農家が練馬側に住みながら、新座側の土地を耕作していた。やがて周辺で急速な宅地開発が進む中、地権者の強い意向や登記手続きの複雑さが絡み合い、この一画だけが練馬区の管轄として置き去りにされたのだ。いわゆる自治体境界線問題の典型的な副産物といえる。