『資治通鑑』の作者・司馬光とは?19年かけた執筆理由と史記との違い
『資治通鑑』の作者・司馬光とは?19年かけた執筆理由と史記との違いとはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
『資治通鑑』の読み方は「しじつがん」です。書名には「政治(治)を助ける(資)ために、過去の歴史を通覧して鑑(かがみ)とする」という意味が込められており、第5代皇帝・神宗によって命名されました。
編纂が行われた時代は北宋中期の1065年から1084年にかけて。完成までに実質19年もの歳月が投じられました。全294巻に及ぶその内容は、紀元前403年の戦国時代の幕開け(周の威烈王が韓・魏・趙を諸侯に認めた年)から、宋が成立する直前である959年の五代十国時代末期まで、実に16朝・1362年間にわたる興亡の歴史を網羅しています。
司馬光は膨大な公文書や民間史料を収集し、厳密な考証を行いました。単なる出来事の羅列ではなく、国家が衰亡する兆候やリーダーの判断ミス、優れた決断がもたらした成果を時系列に沿って克明に記録している点が、本書最大の特徴です。