古代の息吹が宿る山窯のうつわ|なぜ今愛好家を惹きつけるのか

古代の息吹が宿る山窯のうつわ|なぜ今愛好家を惹きつけるのかの全体像を詳しく解説してご紹介します。

山窯で作られたうつわを日々の生活に取り入れる際は、作品ごとの「見どころ」を意識すると選ぶ楽しさが倍増します。

注目すべきは、器の正面に現れる「火色(ひいろ)」や「焦げ」のグラデーションです。薪の灰が溶けて流れた「ビードロ釉」と呼ばれるエメラルドグリーンの雫や、炎の通り道によって生じる明暗のコントラストは、まさに窯の中のドラマを物語る証拠です。手に取った際の重量感や、土の粒子が指先に伝える心地よいザラつき感も重要な判断基準となります。

長く愛用するためには、最初に行う「目止め」が肝心です。無釉の焼き締めは吸水性があるため、初めて使用する前に米のとぎ汁で弱火にて15分ほど煮沸し、冷めるまで放置することで、汚れや油分の染み込みを防ぐことができます。日々の使用前には軽く水にくぐらせてから料理を盛り付けると、油染みを抑え、風合いを長く美しく保てます。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest