細木数子と裏社会の深層:メディアが封印した昭和平成の黒い交際
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不可侵の聖域と化していた細木の権威に、真っ向から風穴を開けたのが講談社発行の『週刊現代』による連載だった。暴力団問題の第一人者として知られるノンフィクション作家の溝口敦が手がけた徹底的な調査報道は、彼女の隠された半生を容赦なく白日の下に晒した。
この連載を一冊にまとめた単行本『細木数子 魔女の履歴書』は、芸能界および出版界に激震を走らせた。同書が詳細に記述したのは、占術の的中率などではなく、銀座の高級クラブ「おそめ」などを舞台に繰り広げられた金脈争奪戦、莫大な借金トラブルの仲介、そして広域暴力団幹部との密接な交際記録だった。
細木側は出版差し止めや巨額の損害賠償を求めて法廷闘争へと打って出たが、提示された膨大な証言や物証の前に、メディアが築いた防壁は音を立てて崩壊していった。この法廷記録こそが、彼女の「闇の履歴」を公的に証明する決定打となった。