過敏性腸症候群は食べ物で激変!体に良いはずの食品が招く不調と対策
過敏性腸症候群は食べ物で激変!体に良いはずの食品が招く不調と対策の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
「お腹に良いから毎朝ヨーグルトを欠かさない」「腸活のために納豆やキムチを毎日食べている」。こうした健康習慣が、過敏性腸症候群を抱える人にとっては逆効果を生む場面が多発しています。いわゆる腸内環境の改善をうたう発酵食品への注意点を見落としてはなりません。
過敏性腸症候群の患者におけるヨーグルトで悪化する最大の理由は、乳製品に含まれる二糖類「乳糖(ラクトース)」にあります。日本人の多くは乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)の働きが弱く、未消化の乳糖が小腸に届くと浸透圧によって腸管内に大量の水分が引き込まれます。これが急激な下痢や腹鳴を引き起こすのです。
さらに納豆やキムチ、オリゴ糖、玉ねぎ、ごぼうといった食品には、発酵性の高い糖質や難消化性の食物繊維が凝縮されています。一般的な腸内環境であれば善玉菌のエサとなって好循環を生みますが、過敏な腸では大腸内の細菌によって急速に異常発酵が進みます。その結果、短時間で大量の水素ガスやメタンガスが発生し、腸壁を内側から強く圧迫します。過敏性腸症候群におけるお腹の張りの原因食品は、実は日常の食卓に並ぶ「ヘルシーな定番食材」であるケースが極めて多いのです。