アッパッパとワンピースの違いを解剖!昭和の涼感着が夏に愛される理由
今注目を集めている アッパッパとワンピースの違いを解剖!昭和の涼感着が夏に愛される理由について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。
「アッパッパ」という独特な呼び名のルーツには諸説ありますが、最も有力なのは「裾や襟ぐりが開けっ放し(あっぱっぱ)になっている」という関西地方の方言や俗語に由来する説です。風がスースーと通って開放的な様子を指す言葉が、そのまま服の愛称として定着しました。
この衣服が誕生したのは、大正末期から昭和初期(1920年代後半)のこと。大阪の綿ネル商や衣服商が、暑い夏の家庭着として考案した簡易ワンピースが発端とされています。当時の日本女性は夏でも帯を締める和服が主流でしたが、家事や育児をする際の暑さは過酷を極めていました。そこで登場したのが、安価な木綿で作られた頭からかぶるだけの洋装でした。
発売当初は「大阪の主婦たちが風通しの良い服を着て涼んでいる」と話題になり、上方漫才のネタや新聞小説などを通じて全国区へと波及しました。戦後の昭和レトロ期には、庶民の夏の風物詩として定着し、台所仕事や縁側での夕涼みに欠かせない夏のユニフォームとなったのです。