Mtf性別適合手術の全貌|費用・術後経過と日本・タイ比較の決定版
Mtf性別適合手術の全貌|費用・術後経過と日本・タイ比較の決定版の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
造膣手術を受けた患者にとって、術後最大の試練となるのがダイレーション(膣拡張訓練)です。人体には傷口を塞ごうとする自然治癒力が働くため、人工的に作った膣は何もしなければ急速に癒着し、狭小化・閉塞してしまいます。
専用の医療用スティック(ダイレーター)を膣内に挿入し、一定時間保持するこのケアは、退院直後は1回40〜60分を1日3回行う必要があります。徐々に頻度は減るものの、術後半年から1年間は1日1〜2回、その後も膣の深さと広さを維持するために生涯にわたる定期的なメンテナンスが欠かせません。痛みを伴う作業であり、精神的な自己管理能力が強く求められます。
手術に伴う主な後遺症や合併症のリスクも把握しておく必要があります。
代表的なリスクとしては、尿道口の狭窄による排尿障害、患部の細菌感染、膣壁と直腸が貫通してしまう直腸膣瘻(らん)、神経損傷による性感帯の知覚麻痺や鈍麻が挙げられます。万が一の合併症発生時に、迅速な再手術や修正治療を行えるバックアップ体制が整っているかどうかが極めて重要です。