「さいとう」の漢字は何種類?斎藤・斉藤・齋藤・齊藤の違いとルーツ

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なぜ「さいとう」という苗字が誕生し、ここまでの大姓に成長したのでしょうか。その起源は、平安時代中期の貴族社会にまで遡ります。

当時、政治の実権を握っていたのは藤原北家(ふじわらほっけ)でした。藤原一族が全国各地に勢力を広げる過程で、他家と区別するために「職名」や「居住地」の一文字と「藤」を組み合わせた名字が次々と誕生しました。伊藤(伊勢の藤原)、加藤(加賀の藤原)、佐藤(佐野または左衛門尉の藤原)などがその代表例です。

その中で「さいとう」の祖となったのが、平安時代中期の武将・藤原叙用(ふじわらののぶもち)です。叙用は伊勢神宮に奉仕する未婚の皇女「斎宮(さいぐう/いつきのみや)」を警護・補佐する役所「斎宮寮」の長官である「斎宮頭(さいぐうのかみ)」に任命されました。

自らの高貴な役職である「斎(さい)」の文字と、誇り高き血統である「藤原」の「藤」を合体させ、「斎藤」と名乗ったことがすべての始まりです。伊勢神宮という神聖な国家祭祀に関わるステータスと、名門藤原氏のブランド力が融合した「斎藤」の名は、武士階級の台頭とともに武門の誉れとして全国へ伝播していきました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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