サッカーのVゴールとは?劇的ルール廃止の真相と延長戦の歴史
サッカーのVゴールとは?劇的ルール廃止の真相と延長戦の歴史とは一体何なのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
サッカーにおける同点時の決着方式は、長い年月をかけて試行錯誤が繰り返されてきました。その変遷を辿ると、サッカー界が「公平性」と「興行性」のバランスをいかに模索してきたかが分かります。
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もともと延長戦で決着がつかない場合、再試合(再戦)やコイントスという極めて運任せの方法が取られていました。これに終止符を打つべく、1970年にPK戦が公式導入され、1976年の欧州選手権や1982年W杯スペイン大会で定着します。
その後、1990年代に登場したVゴール(ゴールデンゴール)の守備的弊害を是正するため、欧州サッカー連盟(UEFA)は2002年に「シルバーゴール方式」を考案しました。これは「延長前半15分が終了した時点でリードしているチームがあれば試合終了。同点なら延長後半を行う」という妥協案でした。
EURO2004準決勝(ギリシャ対チェコ)などで適用されたシルバーゴールでしたが、「中途半端でわかりにくい」「結局前半終了間際に失点したチームが絶望するだけ」と猛反発を浴び、わずか2年足らずで撤廃。そして2004年7月、国際サッカー評議会(IFAB)により、ゴールデンゴールおよびシルバーゴールは公式競技規則から完全に削除され、従来の「延長戦前後半各15分を必ず最後まで戦い、同点ならPK戦」という原点に戻ったのです。