ピロティとは?地震に弱い噂の真相と建築基準法・耐震補強の全貌
ピロティとは?地震に弱い噂の真相と建築基準法・耐震補強の全貌について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
ピロティ(piloti)とは、もともとフランス語で「杭」や「支柱」を意味する建築用語です。現代の建築界では、建物の地上1階部分を壁で囲わず、柱だけで支えて外部に開放された吹き放ち空間にする設計手法、またはその空間そのものを指します。
この概念を一躍世界に広めたのが、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエです。彼は1926年に発表した「近代建築の五原則」の筆頭にピロティを掲げました。それまでの石積みの重厚な組積造から建物を解き放ち、地面を居住空間から解放して庭園や交通動線として連続させる画期的なアイデアとして、パリ郊外の名作『サヴォア邸』などで具現化されました。
日本国内でも、戦後の都市部における土地不足を解消する切り札として急速に普及しました。狭小地でも1階を1階駐車場・エントランス空間として活用し、2階以上に居住区や執務室を設けるスタイルが定着しています。開放的なデザイン性と機能性を両立させた建築様式として、現代の都市景観に欠かせない存在となっています。