「アサヒる」の元ネタと意味とは?炎上の真相や流行語大賞の歴史を徹底解説
「アサヒる」の元ネタと意味とは?炎上の真相や流行語大賞の歴史を徹底解説について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
なぜ「アサヒる」という言葉がこれほどまでにネット空間で熱烈な支持を集めたのか。その根底には、長年にわたり蓄積されてきた大手メディアの報道倫理に対する不信感がありました。
その代表例として語り継がれているのが、1989年の「朝日新聞珊瑚記事捏造事件(KY事件)」です。沖縄県西表島の貴重なアザミサンゴに「KY」という落書きが彫られている写真を掲載し、「日本人のモラル低下」を嘆く記事を掲載したものの、実際には取材に訪れた同社カメラマン自身がダイビングナイフでサンゴを傷つけて自作自演した事実が発覚。当時の社長が辞任に追い込まれる未曾有の不祥事となりました。
さらに後年、長年報じられてきた慰安婦問題に関する吉田証言報道の一部取り消し(2014年)や、東京電力福島第一原発事故をめぐる「吉田調書」報道の誤報認定など、誤った情報発信が社会問題化するたびに、「アサヒる」という言葉が持つ批判的文脈が想起されてきました。
「ジャーナリズムの正義」を標榜しながら自らの過ちを認めるのが遅い体質への苛立ちが、痛烈なネットスラングという形で結晶化したと言えます。