揺れが小さくても巨大津波?アウターライズ地震の恐怖と発生メカニズム
揺れが小さくても巨大津波?アウターライズ地震の恐怖と発生メカニズムの背景について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
2011年の東北地方太平洋沖地震から年月が経った現在、東北沖の日本海溝アウターライズ領域では歪みの蓄積が依然として懸念されています。政府の地震調査委員会による長期評価でも、M8クラスのアウターライズ地震の発生確率は決して無視できない水準で推移しています。
さらに注視すべきは、日本列島の西側を走る南海トラフとの関係です。南海トラフにおいても、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む手前にアウターライズ構造が存在します。
歴史記録や海底探査のデータから、南海トラフ巨大地震が発生した直後、あるいは一定の期間をおいて、海溝外縁部で正断層型のアウターライズ破壊が連動する可能性が議論されています。本震による津波被害を受けた直後の被災地へ、再びアウターライズによる第2波の巨大津波が襲来するという最悪のシナリオも想定されており、二重三重の警戒態勢が求められています。