夕張市の借金353億円は今どうなった?破綻理由と完済までの真実

夕張市の借金353億円は今どうなった?破綻理由と完済までの真実に関する基本知識をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

夕張市が2006年に財政破綻を表明し、翌2007年に財政再生団体へ移行した際、抱えていた赤字の総額は約353億円にのぼりました。この天文学的な負債を処理するため、市は国からの借入金にあたる「再生振替特例債」など総額約322億円を発行し、以降、毎年約26億円という巨額の元利償還を続けてきました。

現在の返済状況は極めて順調に推移しており、当初策定された返済スケジュール通りに着実に残債を圧縮しています。夕張市の借金完済時期は2026年度(令和8年度)末と定められており、まさに今、約20年間に及んだ過酷な返済ロードの最終コーナーを回っている段階です。

全国の地方自治体で唯一の財政再生団体として、長きにわたり国から厳格な予算統制を受けてきた夕張市。一時は返済不能も懸念された巨額負債ですが、市民の多大な犠牲と徹底した行財政改革によって、2027年3月末をもって国への特例債返済を完了し、財政再生団体の指定解除を迎える見通しが立っています。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest