手のひらで降伏に?万歳三唱の正しいやり方と失敗しない作法を徹底解説

手のひらで降伏に?万歳三唱の正しいやり方と失敗しない作法を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

万歳の作法を調べる際、必ずと言っていいほど目にするのが「万歳三唱令(明治二十五年太政官布告第百六十八号)」という文書です。そこには「手の平を内側に向け、両手を高く垂直に挙ぐべし」「手の平を前に向くるは降服の儀にて不可」などと極めて具体的に記されています。

しかし、国立公文書館の記録を調査すると、この「万歳三唱令」は実在しない架空の布告(パロディ文書)であることが判明しています。1990年代に熊本県の有志が酒席の余興・ジョークとして作成したものが、インターネットの普及とともに「明治政府の公式ルール」として広まったのが真相です。

そもそも、日本で現在のように両手を挙げて「万歳」と叫ぶようになったのは、1889年(明治22年)2月11日の大日本帝国憲法発布の日が最初とされています。東京帝国大学(現・東京大学)の学生たちが、明治天皇の乗った馬車に向かって祝意を示す歓声として考案したのが発祥です。

発端となった文書自体は偽物であったものの、そこに記されていた「手のひらを内側に向ける」「背筋を伸ばして腕を真上に挙げる」という所作は、日本の伝統的な礼儀作法や視覚的な美しさの観点から理にかなっており、現在では多くの冠婚葬祭マナーや公式行事の指導現場で標準的な作法として受け入れられています。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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