法隆寺・捨身飼虎図の謎に迫る!玉虫厨子が語る異時同図法と教え

法隆寺・捨身飼虎図の謎に迫る!玉虫厨子が語る異時同図法と教えの重要ポイントをお届けします。最新トレンドが詰まっています。

「捨身飼虎図」に描かれているのは、仏教の開祖であるゴータマ・シッダールタ(釈迦)が悟りを開く前世の修行時代を描いたジャータカ物語(本生譚 / ほんじょうたん)の一節です。『金光明経』などに記されたそのあらすじを、わかりやすく紐解いていきます。

昔、大車王(マハーラタ王)という王に3人の王子がいました。末の王子は薩埵王子(さったおうじ / マハーサットヴァ)と呼ばれ、生まれつき深い慈悲の心を持っていました。ある日、3人の王子が森へ散策に出かけたところ、竹林の崖下で産後まもなく飢えに苦しみ、生まれたばかりの7匹の我が子を今にも食べてしまいそうな母虎に遭遇します。

兄王子たちが恐怖と無力感から立ち去る中、薩埵王子はひとりその場に残り、「自らの肉体を与えて母子の命を救い、母虎による我が子食いという最悪の悪業を止めさせよう」と固く決意します。しかし、飢えきった虎には王子を襲う気力すら残っていませんでした。そこで王子は竹の枝で自らの喉を突き刺して血を流し、崖の上から身を投げて虎の前に横たわったと伝えられています。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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