有吉弘行と上島竜兵が紡いだ魂の絆|どん底を救った言葉と涙の真実
有吉弘行と上島竜兵が紡いだ魂の絆|どん底を救った言葉と涙の真実にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
社会現象を巻き起こした『進め!電波少年』のヒッチハイク企画で一躍時の人となった猿岩石。しかし、ブームの終焉とともに人気は急降下し、有吉弘行さんは約7年間に及ぶ極貧・不遇の時代を経験することになります。仕事のオファーが完全に途絶え、将来への希望を見失いかけていた当時、唯一の居場所となったのが東京・中野の居酒屋などを舞台に結成された「竜兵会」でした。
上島竜兵さんを中心に、肥後克広さん、土田晃之さん、劇団ひとりさん、デンジャラスの安田和博さん、インスタントジョンソンのすぎ。さんらが集ったこの集まりは、単なる飲み会ではありませんでした。お金が一切なかった有吉さんに対し、上島さんは毎晩のように電話をかけ、「飯食いに行くぞ」と誘い出しては全額を奢り、帰り際には「これで帰れ」と数千円のタクシー代を無理やり握らせていたのです。
周囲が潮を引くように離れていく中、上島さんだけは違いました。「お前は腕があるんだから、絶対に大丈夫だ」と、根拠のない自信を有吉さんに植え付け続けました。有吉さん自身、後に「あのとき上島さんにメシを食わせてもらっていなければ、間違いなく餓死していたか、芸人を辞めて広島に帰っていた」と語っています。まさに上島さんは、有吉弘行という才能を世に踏みとどまらせた最大の恩人でした。