遺骨をすべて灰にする「焼き切り」は可能?火葬場が断る理由と最新実態
遺骨をすべて灰にする「焼き切り」は可能?火葬場が断る理由と最新実態に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
日本国内における火葬後の遺骨の扱いは、地域文化によって大きな隔たりがあります。この地域差を把握しておくことが、遺骨の行方を理解する上で欠かせません。
西日本で行われている部分収骨を見て「火葬場で骨を処分してくれている」と誤解されることがありますが、これは焼き切っているのではなく、収骨されなかった残りの遺骨が「残骨灰(ざんこつはい)」として処理されているに過ぎません。残骨灰は定期的に専門の処理業者によって回収され、貴金属類などが適切に分別された後、霊園の合葬施設等で丁重に埋葬・供養される仕組みが整えられています。
また、作家の島田裕巳氏が提唱したことで知られる、一切の遺骨を持ち帰らない「ゼロ葬」に対応している火葬場は、西日本の一部の公営斎場などに限られます。東日本の火葬場では条例により「全収骨が原則」と定められている自治体が多く、収骨を完全に放棄することは原則として認められていません。