Jal歴代塗装の真実!鶴丸復活の理由とデザイン変遷の全貌

Jal歴代塗装の真実!鶴丸復活の理由とデザイン変遷の全貌の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

日本航空の機体塗装は、創業期の1950年代から現在に至るまで大きく5つの世代に区分されます。各時代の世相や航空需要の変化、機材の近代化に伴い、機体のカラーリングは大胆な進化を遂げてきました。

【第1世代:創業期・黎明期塗装(1951年~1959年)】
戦後日本の民間航空再開とともに登場した初代塗装です。ダグラスDC-4「杢星号」やDC-6B、DC-7Cといったレシプロ機に施されたデザインで、無塗装の金属地(ベアメタル)を生かしたシルバーの胴体に、窓周りを貫くレッドとブルーのチートライン(帯)が特徴でした。垂直尾翼には日本の国旗である日の丸と、羽を広げた鳥をモチーフにした初期のウイングマークが誇らしげに描かれていました。

【第2世代:初代鶴丸塗装・ジェット化時代(1959年~1989年)】
ジェット旅客機ダグラスDC-8「富士号」の導入を機に、世界に知れ渡る「鶴丸」マークが誕生しました。白を基調とした胴体側面に一本の鮮やかな赤いラインが走り、尾翼には赤い円の中で翼を広げる鶴が堂々と配置されました。この時代、ボーイング727やコンベア880、そして「ジャンボジェット」の愛称で親しまれたボーイング747クラシックが次々と就航し、高度経済成長期の空を華麗に彩りました。

【第3世代:2代目鶴丸塗装・グローバル展開期(1989年~2002年)】
完全民営化と国際競争の激化を受け、米国の著名なデザイン会社ランドーアソシエイツが手掛けたモダンな塗装です。胴体にはグレーとレッドを組み合わせたブロック体の「JAL」ロゴが大きく配置され、尾翼の鶴丸マークは嘴(くちばし)部分が外枠の円を突き破るようなシャープな形状へとリファインされました。ハイテクジャンボであるボーイング747-400やボーイング777がこのカラーで世界中を飛び回りました。

【第4世代:太陽のアーク塗装(2002年~2011年)】
日本エアシステム(JAS)との経営統合に合わせて発表されたのが「The Arc of the Sun(太陽のアーク)」です。長年親しまれた鶴丸マークを廃止し、機体後方から垂直尾翼にかけて太陽をモチーフにした赤とシルバーのアーチ型グラデーションを描く斬新なデザインが採用されました。

【第5世代:現行・3代目鶴丸塗装(2011年~現在)】
2010年の経営破綻を経て、再生への誓いを込めて2011年に導入されたのが現在の塗装です。純白の機体に力強い黒の「JAPAN AIRLINES」ロゴを配し、尾翼には原点回帰となるクラシックな鶴丸が復活しました。エアバスA350やボーイング787など、現代の最先端フリートにもこの端正なデザインが継承されています。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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