『キングダム』韓非子の衝撃的な最期と死の真相!史実との違いを徹底解剖
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作中で韓非子が本格的に登場するのは、コミックス第70巻(第756話「格の違う男」)から第71巻(第768話「特別な存在」)にかけてです。韓の王都・新鄭(しんてい)へ使節団として派遣された録嗚未や騰、そして信の前に、韓王家の公子であり当代随一の思想家として姿を現しました。
韓非子は生まれつき重い吃音(どもり)を抱えているものの、筆を執れば比類なき論理を展開する天才として描かれます。秦王・嬴政(えいせい)が目指す「法による中華統一」を完成させるため、秦側は何としても韓非子を自国へ招き入れたい構えでした。そこで韓非子は、使節団の代表として対峙した信に対し、自らが探求し続ける根源的な問いを投げかけます。
「人の本質は善か、それとも悪か」――。
荀子の流れを汲む「性悪説」の立場を取る韓非子に対し、信は自らの過酷な戦場体験と亡き親友・漂への想いを重ね合わせ、「人の本質は『火』だ」と答えます。誰の心にも宿る命の火、他者を思いやり託し合う熱い光こそが本質であるという信の言葉は、冷徹な法家であった韓非子の心を強く揺さぶりました。信という少年の眼差しに未知の可能性を見出した韓非子は、周囲の反対を押し切って秦への招聘を受け入れる決断を下したのです。