江戸の枕はなぜ高く硬い箱型?日本髪と吉原に隠された睡眠事情

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Q1:箱枕を使っていて首が折れたり、大怪我をすることはなかったのですか?
A1:就寝中に首の骨が折れるような事故は極めて稀ですが、極端な高枕による慢性的な首の痛みや肩こり、首の血流悪化に悩まされる人は多かったとされています。そのため、日によって柔らかい布を重ねただけの「平枕」を使ったり、括り枕の高さを紐で微調整して負担を減らす工夫が行われていました。

Q2:男性も女性と同じように箱枕を使っていたのでしょうか?
A2:男性も使っていました。武士や職人、町人も髷(丁髷や本多髷など)を結っていたため、髷を潰さないために箱枕や木枕を愛用していました。ただし、男性の髪型は女性ほどボリュームがなかったため、女性用よりもやや低めの箱枕が使われるのが一般的でした。

Q3:当時の枕の「詰め物」には何が使われていたのですか?
A3:現代のような化学繊維やウレタンはなく、主に籾殻(もみがら)、そばがら、小豆、パンヤ(植物性の天然綿)、茶がらなどが使われていました。通気性が良く熱がこもりにくい素材が好まれ、特にそばがらや籾殻は庶民の間で長く親しまれました。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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