30秒ドローイングは意味ない?絵が上達しない理由とプロの練習法
30秒ドローイングは意味ない?絵が上達しない理由とプロの練習法の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
では、現場のクリエイターは30秒という極小の時間で何を捉えているのでしょうか。30秒ドローイングのやり方における根本的なコツは、西洋のアニメーション教育で体系化された「ジェスチャードローイング」の思想にあります。
実践における具体的なアプローチは以下の3点に集約されます。
1. アクションライン(Line of Action)を一本引く
描き始めの5秒で、頭の先から足先、あるいは背骨を通る「勢いの主軸」を1本の滑らかな曲線で引きます。これが全体のポーズの骨格となり、硬さを排除した躍動感を生み出します。
2. Cカーブ・Sカーブ・ストレートを意識する
ジェスチャードローイングのコツは、人体の輪郭を「Cカーブ」「Sカーブ」「直線(ストレート)」の組み合わせに単純化することです。例えば、体重がかかっている側の体側を直線で支え、反対側の緩んでいる側を優美なCカーブで表現することで、メリハリのある立体感が立ち上がります。
3. 頭部・胸郭・骨盤の傾きだけを合わせる
ポーズのアタリの取り方において、最も重要なのは「頭部」「胸(肋骨の箱)」「腰(骨盤の箱)」の3つの傾きの対比です。胸が右に傾いていれば骨盤は左に傾く(コントラポスト)。この傾きの関係性を素早く楕円や単純な立体で捉えることで、解剖学的に崩れない骨格が完成します。