ヤモリの糞の特徴とは?白い塊の正体とネズミ・コウモリとの見分け方
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窓のサッシやベランダの床面に落ちている細長いフン。その正体がヤモリであると断定できる最も明確な根拠は、フンの片側の先端に付着している「白い塊」にある。
ヤモリの糞の基本的なスペックは以下の通りだ。
- 大きさ:約5mm〜10mm(成体の場合)
- 形状:両端がやや尖った細長い紡錘形(円筒形)
- 色:本体は黒色〜濃い茶褐色、先端の一部だけが白〜乳白色
- 質感:排泄直後はやや湿り気があるが、時間が経つと硬く乾燥する
では、なぜ糞の先端に白い部分があるのだろうか。この白い物質の正体は、糞ではなく「固形化された尿(尿酸)」である。
人間やネズミ、コウモリなどの哺乳類は、体内の老廃物を水に溶けやすい「尿素」に変え、液体の尿として排尿器官から排出する。しかし、爬虫類であるヤモリや鳥類は、体内の水分を極力失わないよう、老廃物を水に溶けにくい「尿酸」に濃縮して固形物として排出する進化を遂げている。
さらに、ヤモリの体構造には「総排出腔(そうはいしゅつこう)」と呼ばれる器官があり、消化管(糞)と輸尿管(尿酸)の出口が一つにまとまっている。そのため、体内で作られた黒い糞と白い尿酸が同時に押し出され、結果として先端に白い帽子をかぶったような一本のフンとなって排泄されるのである。