時短勤務の不公平感はなぜ起きる?業務のしわ寄せと給与評価のリアル
時短勤務の不公平感はなぜ起きる?業務のしわ寄せと給与評価のリアルの基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
「子育て中だから仕方がない」と頭では理解していても、感情が追いつかない――現場で業務を支えるフルタイム社員の間で、こうしたフルタイムの負担感の理由が深刻化しています。最も大きな要因は、夕方以降に発生する突発対応やクライアントからの急な修正依頼が、すべて残されたメンバーに集中する点です。
特にSNSや匿名の社内アンケートで散見されるのが、独身層や子どものいない社員から漏れ出る「時短勤務はずるい」という切実な吐露です。本人の怠慢ではなく制度利用だと分かっていても、「定時退勤後のトラブル対応を当たり前のように押し付けられる」「突発的な休暇の穴埋めで自分の業務が深夜までずれ込む」といった事態が常態化すれば、不満が蓄積するのは避けられません。
さらに見過ごせないのが、金銭面や処遇に対する心理的摩擦です。フルタイム側が残業をこなして得られる残業代と、過密スケジュールで働く時短社員の手取りを比較した際、「残業代で稼いでいるわけではない」「自由な時間が奪われている対価としては割に合わない」という時短社員と周囲の残業代に関する不満が双方に生じ、職場の心理的安全性を損なう要因となっています。