メラノーマとは?ほくろとの見分け方や足の裏の初期症状・治療法を解説
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メラノーマの治療方針と予後は、病変が原発巣の皮膚深くに達している度合い(ブレスロー腫瘍厚)と、リンパ節や他臓器への転移の有無によって決定されます。国立がん研究センターおよび日本皮膚科学会の集計データに基づくステージ分類と生存率の相関は以下の通りです。
病期(ステージ)病変の状態・腫瘍の厚さ5年相対生存率(目安)標準的な治療アプローチステージ0(上皮内がん)病変が表皮内にとどまり真皮に浸潤していない約98%〜100%病変周囲の安全域(0.5cm程度)を含めた外科切除のみで完治が見込める。ステージI腫瘍の厚さ1〜2mm以下、潰瘍の有無による分類約90%〜95%原発巣の広範切除(1〜2cmマージン)。必要に応じセンチネルリンパ節生検を実施。ステージII腫瘍の厚さ2mm超〜4mm超(リンパ節転移なし)約70%〜80%原発巣切除に加え、術後再発予防のための薬物療法(免疫抗体薬)が検討される。ステージIII所属リンパ節への転移、または微小転移病変あり約50%〜60%原発巣および転移リンパ節の郭清術+術後補助療法(免疫チェックポイント阻害薬等)。ステージIV肺、肝臓、脳、骨など遠隔臓器や皮膚・皮下への転移約20%〜30%免疫複合療法(オプジーボ+ヤーボイ等)やBRAF/MEK阻害薬を中心とする全身薬物治療。
病期の確定や転移のモニタリングには、各種画像診断(PET-CT、造影CT、MRI)とともに血液検査が併用されます。血液中の腫瘍マーカーとしては「5-S-CD(5-S-システイニルドパ)」や「LDH(乳酸脱水素酵素)」が測定され、特に病変の活動性や遠隔転移の進行度、薬物療法の治療奏効率を評価する重要な指標として活用されています。