いきものがかり『Sakura』の誕生秘話と切ない歌詞の真相を徹底解説

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いきものがかりがメジャーデビューを果たした2006年3月15日、その記念すべき1枚目のシングルとして世に放たれたのが『SAKURA』でした。しかし、この楽曲がデビュー曲に選ばれるまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。

リーダーであり作詞・作曲を担当した水野良樹は、当時のインタビューや自著において、メジャーデビューに向けた楽曲制作の中で強烈なプレッシャーと対峙していたことを明かしています。当時、J-POPシーンはまさに「桜ソング」の空前のブーム期であり、多くのレコード会社やプロデューサーの間では「今さら新人が桜をテーマにした楽曲で勝負するのはリスクが高すぎる」という慎重論が根強く存在していました。

それでも水野良樹が『SAKURA』の原型を提示し続けたのは、地元・神奈川の海老名や厚木での路上ライブ時代から培ってきた「自分たちの身近にある飾らない風景と感情をストレートに歌う」という原点への絶対的な確信があったからです。デモ音源を聴いたプロデューサー陣は、吉岡聖恵の圧倒的なボーカルが吹き込まれた瞬間、満場一致で「この曲で勝負する」と方針を転換しました。

結果として、NTT東日本「DENPO115」のCMソングという大型タイアップを獲得。新人としては異例の大型プロモーションとともに全国へ届けられ、チャートをじわじわと駆け上がっていくロングヒットを記録することとなりました。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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