「大いなる力には大いなる責任が伴う」の本当の元ネタと歴代起源の真実
「大いなる力には大いなる責任が伴う」の本当の元ネタと歴代起源の真実にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
ポップカルチャーにおいて、この名言は主人公ピーター・パーカー(スパイダーマン)の育ての親であるベン・パーカー(ベンおじさん)が遺した最期の教えとして広く認知されています。しかし、マーベル・コミックの記念すべきデビュー作を精読すると、意外な事実が浮かび上がります。
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1962年8月刊行の『Amazing Fantasy #15』(原作:スタン・リー、作画:スティーブ・ディッコ)の最終ページにおいて、ベンおじさんはこの台詞を一言も発していません。物語のラストコマで、自らの慢心が招いた悲劇に打ちひしがれ、夜の街へと消えていくピーターの後ろ姿に添えられたキャプション(編集ナレーション)こそが、歴史的初出でした。
当時の誌面には「...and in doing so, he has learned that such a gift must always be accompanied by a solemn burden...」という文脈とともに、以下の言葉が刻まれています。
「...with great power there must also come -- great responsibility!」
劇中の登場人物が直接発言した言葉ではなく、原作者スタン・リーが読者へ投げかけた道徳的教訓(モラル・メッセージ)だったのです。後に1970年代〜1990年代のコミック展開やテレビアニメ版でピーターの回想シーンとして脚色され、2002年のトビー・マグワイア主演映画『スパイダーマン』(サム・ライミ監督)でクリフ・ロバートソン演じるベンおじさんが車中で語りかける名シーンによって、「ベンおじさんの名言」というパブリックイメージが決定づけられました。