脱水症状で緑茶はNg?麦茶との決定的な差と正しい水分補給術
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公的機関や専門学会も、不適切な飲料選択に注意を呼びかけている。厚生労働省が展開する熱中症予防の啓発キャンペーンでは、単に「水分を摂る」ことだけでなく、「カフェインを含まない飲料や塩分の同時摂取」が強く推奨されている。
また、救急医療の最前線で指針となる日本救急医学会の「熱中症診療ガイドライン」においても、体温調節機能が低下した状態での脱水補給には、ミネラルバランスを考慮した飲料の選択が明記されている。軽度の脱水症状であればカフェインゼロの麦茶などで対応可能だが、中等度以上の脱水や大量の発汗を伴う場合には、水やお茶だけではナトリウム(塩分)濃度の低下を招くリスクがある。
医療・ヘルスケアの現場で近年重視されているのは、血中の電解質バランスを崩さない「質の高い補給」だ。水分だけを過剰に摂ると、血液中のナトリウム濃度が薄まり、「水中毒」と呼ばれる低ナトリウム血症を引き起こし、頭痛や吐き気、意識障害へつながるおそれがある。