「しょっちゅう」は方言なのか?江戸言葉のルーツと全国の誤解

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結論から言えば、現代の日本語において「しょっちゅう」は方言ではなく、全国で通用する「共通語(口語・俗語)」に分類される。しかし、歴史を遡れば純粋な標準語とも言い切れない。発祥は紛れもなく東京のローカルな言葉、すなわち「江戸言葉」だからだ。

日本最大の辞書『日本国語大辞典』を開くと、その語源には興味深い変遷が記されている。仏教用語の「初中後(しょちゅうご=はじめ、なか、おわりの意)」が詰まって変化した説や、「始終(しじゅう)」の音変化である説が有力だ。江戸時代後期、町人長屋の雑多な会話のなかで「しょっちゅう酒ばかり呑みやがって」といった具合に、くだけた江戸言葉として定着した。

文化庁が推進する国語施策の文脈においても、かつての地域スラングが中央の近代化とともに全国へ波及した典型例とみなされている。地方出身者が「自分たちの言葉ではない=東京の方言」と感じるのも無理はない。語源的には東京の下町言葉であり、それがマスメディアの発達とともに全国区へ駆け上がったからである。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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