コンビニのイートインはなぜ消えた?廃止理由と大手3社の現在地
コンビニのイートインはなぜ消えた?廃止理由と大手3社の現在地の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
税率問題と並んで店舗側を追い詰めたのが、一部の利用者によるマナーの悪化と長時間の居座り問題です。もともとコンビニのイートインは「買った商品をその場で素早く飲食するための簡易スペース」として設計されていました。しかし、駅前や学生街の店舗を中心に、本来の目的から大きく逸脱した使われ方が常態化していきました。
特に現場を悩ませたのが、ノートや参考書を広げて何時間も居座る学生の勉強場所化や、ノートパソコンを広げて長時間のテレワークを行うビジネスパーソンの作業場所化です。席数が4〜6席程度しかない小さなスペースを1人が数時間占有してしまうと、本来軽食を取りたい一般客が利用できず、店舗の回転率は著しく低下します。
さらに、夜間における飲酒グループの騒音トラブル、無料Wi-Fiや電源を目的とした長時間の居座り、ゴミの放置や私物の散乱など、衛生面・防犯面での懸念も噴出しました。店舗側は「利用時間は15分〜30分まで」「長時間の勉強・PC作業は禁止」といった制限ルールを設けて対応を試みましたが、注意された客が逆上してクレームに発展するケースも少なくありませんでした。人手不足が深刻化する中、客席の監視や清掃、トラブル仲裁に割くリソースは店舗にとって耐え難いコストとなっていたのです。