ファルコンは犬か竜か?映画ネバーエンディングストーリーの真相と現在

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CG(コンピュータ・グラフィックス)が存在しなかった1980年代前半、ファルコンの飛行や表情はすべてフルスケールのアニマトロニクスとミニチュア撮影によって制作されました。その撮影で使用された実物大プロップは、ドイツ・ミュンヘン近郊にある名門スタジオ「ババリア・フィルム・スタジオ(Bavaria Filmstadt)」に現存しています。

現存する実物プロップは全長約15メートル、幅約3メートルに及ぶ巨大な機械仕掛けの構造物です。内部には頑丈な鉄骨フレームと航空機用の油圧アクチュエーターが組み込まれ、外皮には6,000枚以上の手作業で作られたプラスチック製のウロコと、防炎加工された人工毛皮が隙間なく張り巡らされています。撮影当時は首、口、舌、耳、両目を動かすために、15人以上のマリオネット技術者が同時に遠隔操作を行っていました。

経年劣化によって一時は毛皮の変色や内部機構の傷みが懸念されましたが、ババリア・フィルムの大規模なレストアプロジェクトにより修復が施され、現在もスタジオツアーの目玉展示として公開されています。グリーンバックを背景にしたこの展示では、来場者が実際にファルコンの背中に乗り、映画のワンシーンのように空を飛ぶ特合成映像を体験・撮影できるサービスが提供されており、世界中から訪れる映画ファンの巡礼地となっています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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