萬屋錦之介の光と影|傑作『子連れ狼』から巨額借金と闘病の真相まで
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私生活においても波瀾万丈のドラマが刻まれました。1966年に結婚した女優の淡路恵子とは長年おしどり夫婦として知られ、中村プロの経営や看病でも献身的に夫を支えました。しかし、借金問題の処理方針をめぐる対立や、看病疲れ、錦之介の身の回りの世話をめぐる複雑な人間関係が重なり、1987年に21年間の結婚生活に終止符が打たれました。
その後、闘病期から献身的にサポートを続けていた元宝塚歌劇団花組トップスターの甲にしき(柴崎納加子)と1990年に再婚。錦之介の晩年を公私にわたり深く支えました。
錦之介をめぐる家系図には、日本芸能史を象徴する錚々たる顔ぶれが並びます。兄弟には四世中村時蔵や中村嘉葎雄がおり、淡路恵子との間に生まれた息子たち(小川晃広、島英津夫)も芸能の道に進みました。さらに甥には歌舞伎界のみならず映画や大河ドラマで異彩を放つ二代目中村獅童がおり、錦之介が培った魂と情熱は一族のDNAとして脈々と息づいています。