コミケ雲の正体とは?雨が降る都市伝説の真相と発生のメカニズム
コミケ雲の正体とは?雨が降る都市伝説の真相と発生のメカニズムの具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
屋内に雲が発生する理由は、気象学の基本原理である「断熱膨張」や「過飽和」とまったく同じプロセスで説明がつきます。
まず、東京ビッグサイトの東展示ホールには、ピーク時に数万人規模の参加者がひしめき合います。炎天下の屋外から入場した来場者の体表からは大量の汗が蒸発し、凄まじい熱量が空間へ放出されます。成人男性が激しく動いた場合、1時間で約1リットル近い汗をかくとも言われており、数万人が一斉に発汗することで、ホール内の湿度は瞬く間に90%近くまで急上昇します。
この高温多湿な空気は、人間の体熱によって強い上昇気流を生み出し、高さ30メートルにおよぶ大空間の天井へと昇っていきます。そして天井付近にある鉄骨の冷気や、上部から吹き出す空調の冷風と衝突した瞬間、露点温度を下回った水蒸気が一気に気体から液体へと凝結。これが白くたなびく「コミケ雲」の物理的な正体です。