アダモちゃんの誕生秘話と現在|島崎俊郎が遺した伝説の笑い
アダモちゃんの誕生秘話と現在|島崎俊郎が遺した伝説の笑いを徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
アダモちゃんの常軌を逸した動きを支えていたのは、演者である島崎俊郎さんの並外れた基礎体力とアスリート並みの身体能力でした。京都府出身の島崎さんは、学生時代に体操競技に打ち込み、国体(国民体育大会)への出場経験を持つ本格派のアスリートでした。あの跳躍力や俊敏なステップ、床に激しく転がりながらも即座に体勢を立て直すアクロバティックな身のこなしは、確固たる身体の土台があったからこそ可能だった芸当です。
芸能界入りした島崎さんは、1979年に川上泰生さん、小林進(のちの小林すすむ)さんとともにコントグループ「ヒップアップ」を結成しました。『笑ってる場合ですよ!』のお笑い君こそスターだ!で勝ち抜きチャンピオンとなった彼らは、テンポの良い青春コントやシュールな掛け合いで頭角を現し、一躍スターダムへと駆け上がります。
グループのリーダーとして常に笑いを牽引していた島崎さんでしたが、『オレたちひょうきん族』への出演を機にアダモちゃんという強烈なソロキャラクターが開花します。知性派でスポーツマンという素顔を持ちながら、カメラが回れば自らのプライドを完全にかなぐり捨てて道化に徹するその姿勢は、共演者やスタッフからも絶大な信頼を寄せられていました。