阪神淡路大震災の活断層の正体とは?野島断層のズレと現在の関西リスク
阪神淡路大震災の活断層の正体とは?野島断層のズレと現在の関西リスクとは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
犠牲者の約8割が「建物の倒壊や家具の転倒による圧死・窒息死」であったという現実は、阪神大震災の教訓と防災のあり方を根本から覆しました。火災による延焼被害も含め、都市防災における課題を浮き彫りにしたこの震災以降、日本の防災対策は大きく進化しています。
私たちが現代の暮らしにおいて確実にアップデートしておくべき具体的な対策は次の3点に集約されます。
第1に、住まいの耐震化と「家具固定」の徹底です。1981年以前の旧耐震基準の建物はもちろん、2000年以前の木造住宅についても接合部の金物補強や耐震診断が強く推奨されます。また、室内での圧死や負傷を防ぐため、寝室やリビングの大型家具にはL字金具や突っ張り棒による固定が不可欠です。
第2に、「感震ブレーカー」の設置による通電火災の防止です。阪神・淡路大震災で発生した大規模火災の多くは、停電復旧時に倒れたヒーターや傷ついた配線から出火する「通電火災」でした。揺れを感知して自動で電気を遮断する器具の導入は、被害を最小限に抑える決定打となります。
第3に、最低1週間分のライフライン途絶を想定した備蓄です。直下型地震では電気・ガス・水道のインフラが同時に寸断されます。飲料水(1人1日3リットル)、非常食、携帯トイレ、モバイルバッテリーの確保を「ローリングストック」で日常的に維持することが命を守る防壁となります。