世界のカレー図鑑!発祥の真相とスパイス配合・名店まで徹底解剖
世界のカレー図鑑!発祥の真相とスパイス配合・名店まで徹底解剖の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。
近年のスパイスカレーブームの中で、圧倒的な支持を集めているのが南インドの定食スタイル「ミールス」です。
南インドミールス食べ方と特徴を知ると、カレーに対する価値観が一変します。バナナの葉や円形の金属プレート(ターリー)の中央に盛られたライスを囲むように、サンバール(豆と野菜の煮込み)、ラッサム(黒胡椒とタマリンドの酸味スープ)、ポリヤル(野菜のスパイス炒め)、アチャール(漬物)などの小皿(カトリ)が並びます。
ミールスの醍醐味は、一口ごとに異なる組み合わせを混ぜ合わせ、味のグラデーションを作り出す点にあります。最初はそれぞれの小皿を単体で味わい、徐々にライスの上にスープや副菜を数種類ずつかけて手やスプーンで混ぜ合わせます。酸味、辛味、苦味、甘味、塩味が口の中で渾然一体となり、食べる人ごとに無限の味のバリエーションが生み出されます。
カレーの広がりはアジアやヨーロッパに留まりません。南アフリカでは、食パンをくり抜いて羊肉や豆のカレーを詰めた「バニーチャウ」がファストフードとして定着し、カリブ海のジャマイカではオールスパイスとタイムを効かせた「カリーゴート(山羊肉のカレー)」がソウルフードとして愛されています。労働者の移動や交易に伴い、カレーは地球のあらゆる場所で現地ナイズされた独自の進化を遂げています。