昭和の不良はなぜ消えた?ツッパリと暴走族の真相と令和の現在

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昭和後期、若者の反抗を象徴する言葉として定着したのが「ツッパリ」です。もともとは相撲用語の「突っ張り」に由来し、周囲に虚勢を張り、突っかかるような態度をとる少年たちを指していました。その後に関西から広まった「ヤンキー」という呼称と混用されるようになりますが、黎明期の昭和50年代前半までは「ツッパリ」が全国的な主流でした。

一方、女子の不良を指した「スケバン(女番長)」も強烈なインパクトを残しました。ドラマ『スケバン刑事』で描かれたような特製ヨーヨーを武器にする姿は創作ですが、くるぶしまで届く超ロングスカートにペチャンコに潰した学生カバン、眉毛を極限まで細くした鋭い目つきは現実のトレンドそのものでした。派閥や上下関係は男子以上に厳格で、独自のグループ掟(おきて)に従って行動する集団行動が特徴的でした。

同時期に夜の街道を席巻したのが暴走族です。1950年代の「カミナリ族」を源流とし、1970年代半ばから1980年代初頭にかけて爆発的な全盛期を迎えました。『ブラックエンペラー』や『スペクター』といった巨大連合組織が結成され、数百台規模の集会が各地で頻発。改造単車や直管マフラーの爆音、特攻服に刻まれた「天上天下唯我独尊」「喧嘩上等」の金糸刺繍は、社会に対する威嚇と帰属意識の象徴でした。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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