糞台オブザイヤー2016大賞アステカの悲劇!5.5号機暗黒期の真相
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2016年にこれほどまで多くの「クソ台」と称される機種が乱発された背景には、個々のメーカーの開発力だけでなく、業界全体を揺るがした大規模な型式試験および射幸性規制の激変が存在していました。
パチスロにおいては、従来の純増約3.0枚/Gを誇った高純増AT機(5号機中盤の主流)が全面禁止となり、メダルの獲得スピードを純増約2.0枚/G未満に抑え、押し順ナビの指示機能をメイン基板のみに限定した「5.5号機」規格への完全移行が義務付けられました。この規制変更により、開発陣は出玉の瞬発力を補うためにリアルボーナスとの組み合わせや複雑なARTシステムを模索しましたが、射幸性に慣れ親しんだプレイヤーには「コイン持ちは良いが、どれだけ頑張っても増えない苦行」と映ったのです。
さらにパチンコ業界でも、射幸性の高すぎた1/399の「MAX機」が2016年末をもって市場から全面撤去されることが決定。各大手メーカーは1/319基準への移行を余儀なくされ、確変継続率に上限65%の制限がかけられました。これにより、一撃数万発を狙える爆発力が削ぎ落とされ、出玉スピードの低下と吸い込みの激しさのバランスが完全に崩壊することとなりました。
くわえてホール側も、人気機種の導入枠を確保するために不人気な台の購入を強いられる「機歴・抱き合わせ販売」の慣習に苦しみ、その購入コストを回収するために新台の釘や設定を厳しく締めざるを得ないという悪循環が定着していました。2016年のクソ台ラッシュは、規制改革の歪みと流通構造の歪みが重なり合って生み出された必然の産物でもあったのです。