モアイ像に巨大な胴体!地中発掘で判明した全身の全貌と謎の彫刻
今注目を集めている モアイ像に巨大な胴体!地中発掘で判明した全身の全貌と謎の彫刻について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
胴体を含む全身の構造が明らかになったことで、モアイ像の正体や役割についての理解も一段と深まりました。現在、定説となっているのは、モアイ像が「部族の偉大な首長(アリキ)や祖先の霊力を宿す祭祀のシンボル」であったという解釈です。
ポリネシアの文化圏では、高貴な祖先や指導者は死後、神聖な力である「マナ(超自然的な霊力)」を持つと信じられていました。一族の長が亡くなると、そのマナを後世に留め、集落に繁栄と豊作をもたらすために巨大なモアイ像が建造されたと考えられています。
海岸線に並ぶモアイ像が海ではなく「内陸(集落側)」を向いて立っているのも、背後から村を守護し、瞳からマナを放って人々を見守るためでした。全身を彫り上げ、頭上に「プカオ」と呼ばれる赤い帽子状の石を載せ、最後に白サンゴと黒曜石で作られた「目」をはめ込むことで、石像に魂が宿ると信じられていたのです。